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5月

女性の給料の格差問題

日本の男女の平均年収には、大きな差があります。基本的に男性の年収は、年齢を重ねるごとに右肩上がりになります。これに対して女性の年収は、あまり増加する事がありません。
これには理由があって、女性の場合は出産や育児のために退職する人が多く、働き続ける事が難しいからです。育児などの理由で休暇を取っても、復帰後、仕事との両立が難しくて、退職してしまうケースが多いようです。退職した後に再び仕事をする女性もいますが、多くの場合はアルバイトやパートなどの非正規社員としてなので、正社員として勤めている割合の多い男性と比べると、給料は低くなってしまうようです。
また、男性の場合は、年齢を重ねると昇進する事もあります。昇進して役職をもつと給料も高くなりますが、女性の場合は、仕事と家庭の両立が難しいという理由などから、管理職などの昇進を避ける事があるようです。それでも管理職などになる女性はいますが、多くは子供を持たない女性のようです。
しかし、近年では女性の活躍の場は少しずつ広がっていて、女性の賃金も増加しつつあります。しかし、国際的に見るとまだまだ男女の賃金格差は大きいままです。これは日本の大きな課題です。男女の賃金格差を縮めるため、女性の管理職への登用を増加させる働きや、女性が子育てを機に離職しなければいけない状況を改善する為に、育児休暇の制度を充実させたり、その制度を企業側により理解してもらう必要があります。また、保育所の待機児童問題などを早期に解決させる必要もあります。